サマールピアレッド
ルピアレッドタイプの晩出し向き品種 果揃いよく秀品率抜群 ■特徴 タイプ 地這い赤肉 耐病性 IR : うどんこ病, つる割れ病レース0, つる割れ病レース2 特性-1 ネット:密度・・・・・・密 盛上がり・・良 果皮色:灰緑 果形:正球 果重:1.5kg 果肉色:オレンジ 糖度:16度内外 特性-2 熟期(開花後):53日 草勢:やや強 おすすめポイント 高温期向きで、果揃い良く、秀品率抜群 ■品種の特性 1. 中葉で節間は中位。草勢はやや強い。雌花着生と着果は安定してよい。 2. 1500g内外の正球形で、ネットは密で均一に発現し、やや盛り上がる。 3. 果肉は濃橙色で厚く、糖度は16度内外と高く安定し、メルティング質で食味がよい。 4. 開花後53日内外で適熟となり、収穫後3~7日が食べ頃である。 5. つる割れ病(レース0,2)に耐病性をもち、うどんこ病に強い。 ■栽培のポイント 1.播種・育苗 発芽適温は27℃前後、発芽後は育苗ポットに移植し、徐々に低温に慣れさせていく。栽培時期によって異なるが、発芽後30日前後で定植できる苗になる。 2.本圃の準備と定植 標準的な施肥量は、窒素7~9kg/10a、リン酸15~20kg/10a、カリ10~12kg/10aが目安で、良質の堆肥を十分に入れ、肥効が緩やかに長く続くようにする。ベッドは早めに準備し、マルチを張りトンネルをしていて、十分に暖めておく。地温が16℃以上確保できてから定植する。 3.換気と潅水 サマールピアレッドでは「蒸し込み」のような特別な栽培技術は必要ない。生育期間を通して最高温度28℃、前夜温(夜12時までの温度)を13℃、最低温度10℃を基準に管理する。交配期頃~ネットが完成するまでは、前夜温16℃を目標にする。外気が冷たいときは、直接作物に外気が当らないよう換気量や風向きに注意し、ハウス内トンネルのフィルムを半あきにして「ついたて」にするなど工夫する。 潅水は結果枝を揃える頃、着果を確認した後と横ネット発生期を中心に行う。収穫時期の10日前位から潅水は控えめにする。 4.収穫 開花から収穫までの日数は53日程で、栽培期や草勢によって異なり、高温期では50日未満で収穫になる場合もある。果梗部の退色・果皮色の変化・結果枝第一葉の苦土欠症状・花落ちコルク部のひび割れ・ネットの間に入る細いネットなどの状態と試し切り時の糖度と食味を総合的に判断して収穫判断する。
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