ショートスリープ
株式会社渡辺採種場
低温伸長性に優れるハウス冬どり専用種! ■特性 ・休眠が極めて浅く、低温伸長性に優れ、冬期ハウス栽培に適しています。 ・葉鞘長く、品質、作業性良好です。 ・草姿は立性で分げつ多く多収が期待できます。定植本数は1株2~3本が適当です。 ■栽培ポイント・注意点 ・休眠程度や抽苔時期などに多少のばらつきがあります。 ・ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください。
低温伸長性とは、冬期の低温下でもニラの葉がよく伸びる能力を指します。ニラは本来、生育適温がおおよそ15〜25℃程度の野菜であり、気温が下がると生育が著しく鈍化します。低温伸長性の高い品種は、こうした低温条件でも通常の品種より早く葉が伸び、収穫サイクルを短縮できる特性を持ちます。
品種カタログでは「低温伸長性に優れる」「低温伸張性が強い」「冬期の伸びが良い」などと記載されていることが多く、これらの表現がある品種がこのタグに該当します。低温伸長性は、特に冬期ハウス栽培において収量安定と出荷計画の管理に直結する重要な特性です。
通常品種との違いをイメージするなら、同じ温度条件・同じ管理のハウスで栽培した場合、低温伸長性品種は5〜7日程度早く収穫できるとされる事例もあります。この差は、複数回刈り取りを行うニラ栽培では年間収穫回数の差として蓄積され、収量と収益に大きく影響します。
冬期ハウス栽培において低温伸長性品種を選ぶメリットは、大きく三点あります。
一点目は収穫サイクルの短縮です。ニラは刈り取り後に株から再生してくる特性を持ちますが、低温下では再生が遅れます。低温伸長性に優れた品種は再生が早く、1回あたりの収穫間隔を短縮できます。これは年間の収穫回数に直接影響します。
二点目は収穫適期の延長です。年内11月から年明け3月頃まで、本来であれば生育が鈍い時期も継続的に収穫できます。低温伸長性品種を導入することで、この冬期の収穫空白を埋めることができます。
三点目は市場価格の有利性です。一般にニラは冬期に供給が減少するため、市場価格が上昇する傾向があります。低温伸長性品種を用いた冬期ハウス栽培は、価格が上がる時期に安定した出荷を可能にし、経営上の有利な局面をつくり出せます。
低温伸長性を持つニラ品種には、いくつかの共通した傾向が見られます。
まず、多くの品種で「休眠の浅さ」と組み合わさっています。ニラは秋から冬にかけて休眠(または半休眠)状態になる品種がありますが、低温伸長性品種は休眠が浅いか、ほとんど休眠しないものが多く、これが低温下での生育継続を可能にしています。
渡辺採種場の「ショートスリープ」は「低温伸長性に優れるハウス冬どり専用種」として説明されており、「休眠が極めて浅く、低温伸長性に優れ、冬期ハウス栽培に適しています。草姿は立性で分げつ多く多収が期待できます」と記載されています。同社の「海南」も「休眠は極めて浅く、低温伸長性が非常に良いため、冬期のハウス栽培に最適」とされています。
武蔵野種苗園の「ハイパーグリーンベルト」は「低温伸長性に優れ、冬期施設栽培に適する」品種で、葉色が濃く葉肉も厚いという特性と組み合わさっています。「ワンダーグリーンベルト」は「低温伸長性が強く冬期の施設栽培では『グリーンベルト』より5〜7日程度収穫が早い」とされており、具体的な早まり日数が示されている点で参考になります。
東洋農事の「ビックロード」も「低温伸張性が特に強く、多収性の秋冬品種」として年内11月から3月まで収穫可能な品種として位置づけられています。
低温伸長性品種の能力を最大限に引き出すには、適切な栽培管理が欠かせません。ここからが実際の栽培で差がつくところです。
ハウス内の温度管理が最も重要です。多くの品種説明に「ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください」という注意が記載されています。低温伸長性品種でも、高温になりすぎると葉の軟弱化・品質低下を招くため、換気管理を適切に行います。
灌水管理も生育に影響します。冬期は蒸発散量が少ないため水分過多になりがちですが、根腐れを防ぐため過灌水は避けます。逆に乾燥すると株が弱り、再生力が低下します。
施肥は収穫のたびに追肥を行うのが基本です。ニラは刈り取り後の株の再生を繰り返すため、養分を切らさないことが高収量維持の条件です。窒素を主体とした追肥を収穫後に施し、株の活力を維持します。
また、「ショートスリープ」の説明にあるように「休眠程度や抽苔時期などに多少のばらつきがあります」という品種固有のばらつきにも注意が必要です。同一品種でも株ごとの生育にばらつきが出る場合があるため、圃場全体の生育状況を観察しながら収穫タイミングを調整します。
低温伸長性ニラの品種を選ぶ際には、冬期の利用計画を明確にすることが先決です。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、以下の観点で品種を比較することが有効です。
利用作型の確認が最初のステップです。「ショートスリープ」のようにハウス冬どり専用と位置づけられた品種と、「スーパーグリーンベルト」「ワンダーグリーンベルト」のように周年栽培を基本としながら冬期も対応できる品種では、年間の作付け計画が異なります。
葉幅・葉肉の厚さとのバランスも重要です。市場では幅広・肉厚のニラが高評価を受けますが、低温伸長性を持つ品種の中でも葉質には差があります。「ハイパーグリーンベルト」は「葉色が濃く、葉肉が厚く、品質良好」と記載されており、低温伸長性と品質を両立している品種です。
合わせて確認したい特性は次の通りです。
国内のニラ消費は安定しており、冬期でも家庭用・業務用ともに需要が維持されます。特に鍋物や炒め物の需要が高まる冬場は、価格が上昇する傾向があります。
一方で、ニラ産地の高齢化や担い手不足が課題になっており、作業効率の良い品種への需要が高まっています。低温伸長性品種は収穫サイクルが短い分、管理作業の回数も増えますが、1回あたりの作業量が分散されることで、繁閑の平準化にも貢献します。
また、施設コストの観点から、最小限の加温で収穫できる低温伸長性品種の価値は引き続き高いと見られます。エネルギーコストが上昇する中、より低温で十分な伸長が見込める品種の育種開発は、今後も重要なテーマです。
低温伸長性ニラは、冬期のハウス栽培において収穫サイクルの短縮・安定出荷・価格有利な時期への対応を可能にする品種群です。「休眠が浅い」という特性と組み合わさっているものが多く、年内から年明けの収穫期間を長くとれることが最大の強みです。
品種選びでは、栽培作型(冬どり専用か周年対応か)、葉質(幅・肉厚・葉色)、分げつ数と定植本数のバランスを確認することが重要です。低温伸長性だけでなく、市場が求める品質特性・自圃場の作業効率・施設の温度管理能力とのマッチングを総合的に判断して品種を選びましょう。
ミノリスのニラ品種ページでは、低温伸長性タグの付いた品種一覧を確認できます。各品種の詳細説明も掲載していますので、品種選びの参考にご活用ください。あわせて休眠が浅いニラや冬どりニラのタグページも参考にしてください。
株式会社渡辺採種場
低温伸長性に優れるハウス冬どり専用種! ■特性 ・休眠が極めて浅く、低温伸長性に優れ、冬期ハウス栽培に適しています。 ・葉鞘長く、品質、作業性良好です。 ・草姿は立性で分げつ多く多収が期待できます。定植本数は1株2~3本が適当です。 ■栽培ポイント・注意点 ・休眠程度や抽苔時期などに多少のばらつきがあります。 ・ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください。
株式会社武蔵野種苗園
低温伸長性強く、葉色濃く、葉肉厚い品質良好なニラ 特性 ●低温伸長性に優れ、冬期施設栽培に適する。 ●ワンダーグリーンベルトと比べて葉色が濃く、葉肉が厚く、品質良好。 ●草姿立性で葉鞘部は長く、収穫・調製の作業が容易。 ●分げつ数は少なく、1本当たりの重量がでる。 栽培のポイント ●分げつ数が少ないので、定植時の植付け本数を多くする(5〜6本位)。 ●4〜9月の期間、露地栽培ではトロケが生じることがあるので、雨よけ栽培とする。
株式会社武蔵野種苗園
葉色濃く、葉肉厚く幅広で市場性の高い周年栽培品種 特性 ●休眠がなく、周年栽培向品種。低温伸長性が強く、特に秋冬の栽培が適作型である。 ●葉色濃く、葉幅広く、葉肉厚く品質は良好。 ●草姿は立性で葉鞘部は長く、収穫調製が容易。 ●抽苔期は8月で連続性はない。花茎は太く、空洞がないので花にらとして利用できる。 栽培のポイント ●分げつがやや少ないので、定植時の植付本数はやや多くする(4〜5本位)。 ●露地栽培ではトロケ、傷みが生じやすいので夏秋期は雨よけ栽培とする。
株式会社武蔵野種苗園
休眠浅く、低温伸長性の強い、超幅広ニラ 特性 ●葉幅は1回目収穫時で1.3〜1.5cm、3回目の収穫時でも0.9〜1.0cmと超幅広となり、葉幅の揃いが非常に良い。 ●葉鞘部が長く、草姿が立性なので収穫調製がしやすく、作業性が高い。 ●休眠は認められず、低温伸長性が強く冬期の施設栽培では、「グリーンベルト」より5〜7日程度収穫が早い。 ●葉色は「グリーンベルト」よりやや淡色となる。 ●抽苔は7月下旬で、「グリーンベルト」より早いが、抽苔数は「グリーンベルト」より少ない。 栽培のポイント ●分げつ数が「グリーンベルト」より少ないので、定植本数を多くする。 ●4〜9月の栽培も可能であるが、店持ちがやや悪くなるので雨よけ栽培とする。
株式会社渡辺採種場
ハウス冬どりに好適。 広幅濃緑で低温伸長性あり多収 ■特性 ・葉は濃緑広幅で葉鞘(ハカマ)が長く収穫調整しやすいです。 ・休眠は極めて浅く、低温伸長性が非常に良いため、冬期のハウス栽培に最適です。 ・分げつはやや少ないので、定植本数は1株5~6本が適当です。 ・露地栽培の秋収穫にも好適です。 ■栽培ポイント・注意点 ・ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください。
株式会社タカヤマシード
葉巾がより広く、濃緑! ■特性 1.本種は葉巾、葉肉厚、香り等について、更に改良を加えた品種である。 2.生育は旺盛で、低温・高温下でも安定した収量をあげることができる。草勢は立性で真すぐに伸びる。 葉は濃緑色で、葉巾は従来品より巾広で葉肉もやや厚く、揃いもよい。また食味もよく、香りが強いので、市場性が高い。 3.分けつはやや少なく、無効分けつも少ない。 4.収穫を重ねても葉巾の減少率は低く、再生力が強いため収量が多い。 5.休眠は浅く、周年栽培に適する。 ■ポイント 土壌に対する適応性は広いが、酸性では根の発育が阻害され、生育が悪く、葉先が枯れ込み、枯葉が多くなる。 排水のよい保水力のある有機質に富んだ土壌でよく生育する。
東洋農事株式会社
低温伸張性が特に強く、多収性の秋冬品種。 ■特徴 休眠は浅く、低温伸張性が強いので、年内の11月から3月まで収穫可能です。 葉幅は広く、揃いも良い品種。 草姿は立性で収穫が容易、葉鞘部分は低温期でも長く、調整作業はしやすく、作業性は高い。 葉色は中緑色で、葉肉の厚さは中程度で、食味は良好。 抽だいは7月中旬頃から始まる。
株式会社渡辺採種場
低温伸長性に優れるハウス冬どり専用種! ■特性 ・休眠が極めて浅く、低温伸長性に優れ、冬期ハウス栽培に適しています。 ・葉鞘長く、品質、作業性良好です。 ・草姿は立性で分げつ多く多収が期待できます。定植本数は1株2~3本が適当です。 ■栽培ポイント・注意点 ・休眠程度や抽苔時期などに多少のばらつきがあります。 ・ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください。
株式会社武蔵野種苗園
低温伸長性強く、葉色濃く、葉肉厚い品質良好なニラ 特性 ●低温伸長性に優れ、冬期施設栽培に適する。 ●ワンダーグリーンベルトと比べて葉色が濃く、葉肉が厚く、品質良好。 ●草姿立性で葉鞘部は長く、収穫・調製の作業が容易。 ●分げつ数は少なく、1本当たりの重量がでる。 栽培のポイント ●分げつ数が少ないので、定植時の植付け本数を多くする(5〜6本位)。 ●4〜9月の期間、露地栽培ではトロケが生じることがあるので、雨よけ栽培とする。
株式会社武蔵野種苗園
葉色濃く、葉肉厚く幅広で市場性の高い周年栽培品種 特性 ●休眠がなく、周年栽培向品種。低温伸長性が強く、特に秋冬の栽培が適作型である。 ●葉色濃く、葉幅広く、葉肉厚く品質は良好。 ●草姿は立性で葉鞘部は長く、収穫調製が容易。 ●抽苔期は8月で連続性はない。花茎は太く、空洞がないので花にらとして利用できる。 栽培のポイント ●分げつがやや少ないので、定植時の植付本数はやや多くする(4〜5本位)。 ●露地栽培ではトロケ、傷みが生じやすいので夏秋期は雨よけ栽培とする。
株式会社武蔵野種苗園
休眠浅く、低温伸長性の強い、超幅広ニラ 特性 ●葉幅は1回目収穫時で1.3〜1.5cm、3回目の収穫時でも0.9〜1.0cmと超幅広となり、葉幅の揃いが非常に良い。 ●葉鞘部が長く、草姿が立性なので収穫調製がしやすく、作業性が高い。 ●休眠は認められず、低温伸長性が強く冬期の施設栽培では、「グリーンベルト」より5〜7日程度収穫が早い。 ●葉色は「グリーンベルト」よりやや淡色となる。 ●抽苔は7月下旬で、「グリーンベルト」より早いが、抽苔数は「グリーンベルト」より少ない。 栽培のポイント ●分げつ数が「グリーンベルト」より少ないので、定植本数を多くする。 ●4〜9月の栽培も可能であるが、店持ちがやや悪くなるので雨よけ栽培とする。
株式会社渡辺採種場
ハウス冬どりに好適。 広幅濃緑で低温伸長性あり多収 ■特性 ・葉は濃緑広幅で葉鞘(ハカマ)が長く収穫調整しやすいです。 ・休眠は極めて浅く、低温伸長性が非常に良いため、冬期のハウス栽培に最適です。 ・分げつはやや少ないので、定植本数は1株5~6本が適当です。 ・露地栽培の秋収穫にも好適です。 ■栽培ポイント・注意点 ・ハウスの温度管理は最高気温25℃までにしてください。
株式会社タカヤマシード
葉巾がより広く、濃緑! ■特性 1.本種は葉巾、葉肉厚、香り等について、更に改良を加えた品種である。 2.生育は旺盛で、低温・高温下でも安定した収量をあげることができる。草勢は立性で真すぐに伸びる。 葉は濃緑色で、葉巾は従来品より巾広で葉肉もやや厚く、揃いもよい。また食味もよく、香りが強いので、市場性が高い。 3.分けつはやや少なく、無効分けつも少ない。 4.収穫を重ねても葉巾の減少率は低く、再生力が強いため収量が多い。 5.休眠は浅く、周年栽培に適する。 ■ポイント 土壌に対する適応性は広いが、酸性では根の発育が阻害され、生育が悪く、葉先が枯れ込み、枯葉が多くなる。 排水のよい保水力のある有機質に富んだ土壌でよく生育する。
東洋農事株式会社
低温伸張性が特に強く、多収性の秋冬品種。 ■特徴 休眠は浅く、低温伸張性が強いので、年内の11月から3月まで収穫可能です。 葉幅は広く、揃いも良い品種。 草姿は立性で収穫が容易、葉鞘部分は低温期でも長く、調整作業はしやすく、作業性は高い。 葉色は中緑色で、葉肉の厚さは中程度で、食味は良好。 抽だいは7月中旬頃から始まる。