べと病耐性タマネギの品種一覧
タグ名: べと病耐性タマネギ
病害耐性 • 6品種で使用中
べと病耐性について
早生エダマメ
早生エダマメとは
早生エダマメとは、播種から収穫までの日数が比較的短い品種群を指す熟期区分の一つです。エダマメの熟期は「極早生」「早生」「中生」「晩生」の4段階に大別され、早生品種は極早生に次いで生育期間が短いカテゴリに位置します。
数値的な目安としては、播種から収穫までの日数がおおむね80〜85日程度の品種が早生に分類されます。極早生品種(70〜80日程度)より生育期間はやや長く、中生品種(85〜95日程度)よりは短いのが一般的です。ただし、これらの日数は地域の気象条件や栽培環境によって変動するため、あくまで相対的な目安として捉える必要があります。
早生品種は、エダマメ栽培において最も使い勝手の良い熟期区分とされることが多く、品種のラインアップが豊富です。極早生品種ほど栽培期間が限定されず、中生品種ほど作付け期間を長くとる必要がないため、さまざまな作型に対応しやすいバランスの良さが特徴です。
感光性(日長反応性)は品種によって異なりますが、早生品種は感光性が比較的弱いものが多く、播種時期をある程度前後にずらしても安定した生育が期待できます。この柔軟性が、生産者にとっての使いやすさにつながっています。
この特性の魅力
早生品種を活用する最大の魅力は、露地栽培のメインシーズンにおける安定した出荷ができる点です。6月中旬〜7月にかけての出荷が中心となり、エダマメの需要が本格化する時期に合わせた供給が可能です。
極早生品種と比較した場合、早生品種は着莢数が多く、収量性に優れる傾向があります。極早生品種が「早さ」を武器に高単価を狙う戦略であるのに対し、早生品種は「収量と品質のバランス」で経営的な安定を図る戦略に向いています。
リレー出荷体制において、早生品種は極早生品種からバトンを引き継ぐ二番手の役割を担います。極早生の収穫が終わる頃に早生の収穫が始まるように播種時期を設定することで、切れ目のない出荷が実現します。この連続出荷体制は、取引先への安定供給という面で大きなメリットです。
また、品種選択の幅が広いことも早生品種の魅力です。白毛・茶毛の両タイプがあり、食味や外観のバリエーションが豊富です。販売先や消費者ニーズに合わせて、複数の早生品種を使い分けることが可能です。
適した品種の特徴
早生品種には、多様な特性を持つ品種がラインアップされています。
草姿は品種によって異なりますが、極早生品種よりはやや草丈が高く、コンパクト〜やや開張型まで幅があります。倒伏に対する耐性は品種間で差があるため、栽植密度や施肥量との関連で確認が必要です。
収量性は、極早生品種と比較して全般的に高い傾向にあります。着莢率が安定しやすく、莢の充実度も良好な品種が多いため、面積当たりの収量を確保しやすい品種群です。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。早生品種は品種間の食味差が比較的大きいカテゴリです。同じ早生品種でも、甘みの強さ、コク、食感に明確な違いがあります。食味にこだわる直売所向けの場合は、品種カタログの食味評価だけでなく、実際に試食して確認することが品種選びの精度を高めます。
他の特性とのトレードオフとしては、食味に特徴のある品種(茶豆風味や高甘味タイプ)は、収量性がやや低い傾向があります。販売戦略(数量重視か付加価値重視か)に応じた品種選びが求められます。
栽培のポイント
早生エダマメの栽培管理は、エダマメ栽培の基本に忠実であることが安定生産の基盤です。
播種時期は、地域や作型によりますが、露地栽培では5月上旬〜6月中旬が一般的な範囲です。地温が15度以上に安定してから播種するのが基本ですが、早出しを狙う場合はマルチやトンネル被覆を併用して地温を確保します。
栽植密度は、畝幅60〜70cm、株間15〜20cmが一般的な目安です。品種の草型に応じて調整し、通風性を確保できる密度に設定します。過密栽植は莢の充実不良やべと病などの病害リスクを高めるため、適正密度を守ることが重要です。
施肥管理では、エダマメの根粒菌による窒素固定を考慮し、窒素の施用量は控えめに設定します。前作の残肥や土壌分析の結果も加味して、圃場ごとに施肥設計を調整します。リン酸とカリの適正な施用が着莢率と粒の充実に寄与します。
中耕・培土は、株の安定と倒伏防止のために重要な作業です。本葉が3〜4枚のときに1回目、開花前に2回目の培土を行うのが一般的です。特に、草丈が高くなりやすい品種では倒伏防止のための培土が欠かせません。
カメムシ類の防除は、莢の品質維持のために不可欠です。莢が膨らみ始めた時期から収穫まで、定期的な見回りと適期の防除を行います。カメムシの吸汁痕は莢の変色を引き起こし、商品価値を著しく低下させます。
品種選びのコツ
早生エダマメの品種選びでは、自分の栽培体系と販売戦略に合った品種を見極めることが重要です。
販売先に応じた品種選びの方向性としては、量販店向けでは莢色の鮮やかさ・粒揃い・収量性を重視し、直売所向けでは食味・粒の大きさ・外観の特徴を重視する傾向にあります。業務用向けでは安定した品質と供給量が求められるため、栽培安定性の高い品種が選ばれやすいです。
リレー出荷を計画する場合は、同じ早生の中でも熟期にわずかな差がある品種を組み合わせることで、収穫期間を引き延ばすことができます。播種日をずらす方法と、熟期の異なる品種を使う方法の両方を組み合わせることで、より柔軟な出荷計画が立てられます。
意外と知られていないのですが、同じ品種でも播種時期によって食味に差が出ることがあります。一般的に、やや涼しい時期に莢が充実する条件のほうが甘みが乗りやすいとされています。高温期に莢が充実する場合は、食味がやや落ちる傾向があるため、出荷時期と食味のバランスを考慮した播種計画が求められます。
試作段階では、少なくとも2〜3品種を同条件で栽培し、収量・食味・外観品質・栽培しやすさを比較評価することが品種選定の基本です。1年の試作で判断するのではなく、2〜3年にわたる評価が安定した品種選びにつながります。
市場動向とこれから
早生エダマメは、国内エダマメ生産の主力品種群として、安定した需要があります。露地栽培の中核を担う熟期区分であり、市場への供給量も早生品種が大きな割合を占めています。
産地間の競合においては、早生品種による6〜7月の出荷時期は、関東・東海・関西の産地が主な供給元です。この時期は中生品種の露地ものも出始めるため、品質面での差別化が重要になります。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、早生品種は「守りの品種」としての位置づけが強い品種群です。極早生の高単価や、晩生の食味特化型とは異なり、収量と品質のバランスで安定的な経営を支える役割を果たしています。
今後の展望としては、食味の改良が進み、早生品種でも茶豆風味やブランドエダマメに匹敵する食味を持つ品種が増えることが予想されます。「早い+おいしい」を両立する品種への需要は今後も高まると見られ、種苗メーカー各社がこの方向での品種開発を進めています。
また、機械収穫に対応した早生品種の開発も重要なテーマです。労働力不足が深刻化する中で、収穫作業の省力化は産地全体の競争力に関わる課題であり、機械適性に優れた品種のニーズは今後さらに高まると考えられます。
まとめ
早生エダマメは、播種から収穫まで80〜85日程度の生育期間を持ち、エダマメ栽培の主力となる品種群です。収量性と品質のバランスに優れ、品種の選択肢が豊富で、さまざまな作型と販売戦略に対応できる柔軟性があります。
品種選びにあたっては、熟期・食味・収量性・栽培安定性を総合的に評価し、販売先やリレー出荷計画に合った品種を選定することが重要です。栽培面では、適正な栽植密度と施肥管理、培土による倒伏防止、カメムシ類の適期防除が安定した品質と収量の確保につながります。
タグ情報
基本情報
- タグ名
- べと病耐性タマネギ
- 種別
- 病害耐性
使用状況
- 関連品種数
- 6品種
- 関連作物数
- 1作物
- 関連メーカー数
- 4社
関連品種(6品種)
タマネギ (6品種)
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