セレブスイートトマト
高糖濃度で気品溢れる味 (特性) 1.果実は100g前後の中大玉、コクがあり大変美味しいトマト。 2.草勢が強く生育旺盛な品種で、普通栽培でも食味が大変良い。 3.耐病性はトマトモザイクウイルスTm-2a型。 (栽培上の注意) 1.草勢が強いため、元肥を2割減らして栽培してください。 2.台木は草勢のおとなしい品種を使用してください。 3.定植苗はやや大きめの苗にし、出来れば1番花開花後ホルモン処理をして 定植してください。 4.1段目より確実に着花させて、成り癖をつけてください。 5.尻腐れの予防として、Caドクター、Siドクターを10a当り5俵ずつ元肥として 使用すると効果的です。 6.草勢が強くなり、栄養成長気味になったらグローアップを500倍で葉面散布 すると、生殖生長にスイッチが切り替わるので着果しやすくなります。 <セレブトマトの栽培ポイント> ◎ 発芽温度 25~28度 ◎ 生育温度 18~25度 ◎ PH 6,0~7,0 1、施肥 (元肥) 10a当り (チッソ) 5~10kg前後 (リンサン) 20kg前後 (カリ ) 22kg前後 ※ 草勢が強いので、従来の品種より10~20%元肥を減らす事。 (タカラコート長期タイプを元肥に10a当たり3~5俵使用) (追肥)粒状肥料なら4段目の開花前後より チッソ成分で10a当り2~3kgを2段開花ごとに樹勢を見ながら施用する。 2、栽培密度 草勢が強いので、株間35cm前後で、短期栽培では30cm前後で良い。 露地栽培は、株間35~45cmの2本仕立てで栽培した方が作りやすい。 乾湿を何度も繰り返すと尻腐れの発生要因となるので気を付けてください。 3、定植 春先や夏場の高温時の7~8月の定植は遮光(タカラホワイトネット)などを使用し、ハウス内の気温や地温を下げて定植する様にして下さい。 そのほかの作型では、1番開花苗(やや大苗)で定植が基本になります。側根が少ないので老化苗や、活着不良にならない様に定植してください。 4、その他の注意点 ○ 初期の樹勢が強いので1~2段の果房は確実に着花させて下さい。 ○ 草勢が強くても一段の着果は3~6玉になりますので、摘花はしないで下さい。草勢が弱い場合は一番果を2~3玉に摘果して下さい。 ○ 極端な水切りはしなくても、従来の潅水で高糖度のおいしいトマトが出来ます。露地栽培は畝を高くして、マルチを掛けて栽培して下さい。 ○尻腐れ予防のため、元肥にCaドクター、Siドクター10a3~5俵使用すると良く又、病気の予防にもつながります。 ○台木は草勢がややおとなしい品種を使用したほうが栽培しやすい。(Tm2a)果実は1~2段目の玉は100g前後と大きめだが、3段以後は80g前後になりやすいので、長期栽培の場合は草勢の維持に努めて下さい。3段目着果後は肥料、水を多めに管理してください。 (果肉が重く、糖度も高く、こくが有りまるで塩トマトみたいになります。)