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青枯病と褐色根腐病に耐病性がある定番の台木トマト ■特性 1. 萎凋病(F:R-1,2,3)、根腐萎凋病(J-3)、半身萎凋病(V)、ToMV(Tm-2a型)に抵抗性で、ネマトーダ(N)に耐虫性、青枯病(B)、褐色根腐病(K)にすぐれた耐病性を示します。 2. 種子はやや大きく、発芽ぞろいよく、初期生育も早いです。茎が太くなるので接木作業が容易です。 3. 草勢やや強く、栽培後期までスタミナがあります。 4. 果色よく、すじ腐れ果、奇形果、空洞果の発生が少なく、食味などの品質低下が少ないです。 ■適応性 夏秋、抑制、促成栽培と幅広く使用することができます。萎凋病や褐色根腐病、青枯病の被害が出ている地域で能力を発揮します。 ■要点 ・定植、施肥量、その他の肥培管理は自根栽培に準じて行います。 ・青枯病や褐色根腐病の発生が激しい土壌では、太陽熱消毒+微生物資材(当社「バイオエース」など)の投与によって病原菌の菌密度を減らして、台木との併用で総合的に防除することをおすすめします。 ■穂木品種の選定 穂木は必ずToMV抵抗性因子Tm-2またはTm-2aをもった品種を使用します(当社のToMV抵抗性品種はすべて使用可能)。ToMV罹病(りびょう)性品種またはTm-1因子のみの抵抗性品種を接木した場合、穂木がToMVに感染すると台木が枯死することがあります。 ■台木品種の選定 発生している病気を確認のうえ、適した台木を使用します。萎凋病レース3や褐色根腐病の発生がなく、青枯病がひどい圃場では「レシーブ」台木が適しています(※表参照)。 ■接木方法 ○スーパーウィズを使用する場合 スーパーウィズで接木する場合は穂木を1~2日(ミニトマトの場合は3日)早くまきます。 ○ 呼び接ぎの場合 台木は穂木と同時か、一日早まき(ミニトマトの場合は穂木を3日早まき)して茎の太さをそろえ、成長点が同一の高さになるように鉢に共植えします。穂木と台木の草姿が類似しているので、共植えのとき、台木を鉢の中央に移植し、穂木を端に移植します。
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