トマト台木の品種一覧・比較 全50種類

9社の種苗会社が提供する特徴・栽培方法・耐病性を一覧で比較。あなたに合う種を見つけよう。

15品種中 1〜15件

トマト台木とは

トマト台木は、接ぎ木栽培で根の部分を担う植物のことで、穂木となるトマト品種を支える重要な役割を果たします。主にナス科の植物が使われ、トマトの根の部分として機能することで、土壌病害への耐性や草勢の向上、収量の安定化を図ります。

接ぎ木栽培は、品質の良いトマト品種(穂木)と、病害に強く根の張りが良いトマト台木を組み合わせる技術です。これにより、連作障害の回避や、より安定した栽培が可能になります。現在、施設栽培を中心に広く普及しており、プロ農家にとって欠かせない栽培技術となっています。


トマト台木の特徴

  • 優れた耐病性
    青枯病、萎凋病、根腐病、ネコブセンチュウなど、土壌病害に対して強い耐性を持ちます。連作地でも安心して栽培できます。

  • 草勢のコントロール
    強勢、中勢、弱勢など、トマト台木の種類によって草勢を調整できます。栽培環境や目的に応じて最適な草勢を選択可能です。

  • 根の張りと吸肥力
    一般的にトマト台木は根の張りが良く、吸肥力も優れています。これにより、穂木の生育を安定させ、収量向上に貢献します。

  • 活着性の良さ
    接ぎ木後の活着率が高く、穂木との親和性が良いトマト台木が選ばれています。安定した接ぎ木苗の生産が可能です。

  • 環境適応性
    高温、低温、乾燥、多湿など、様々な環境条件に対応できるトマト台木が開発されています。


適した栽培環境

土壌条件では、排水性が良く、有機物を豊富に含んだ土壌が理想的です。pHは6.0〜7.0程度が適しています。塩類濃度の高い土壌でも、適切なトマト台木を選べば栽培可能です。

栽培方式では、施設栽培での利用が主流ですが、露地栽培でも効果を発揮します。水耕栽培や養液栽培でも、根の張りが良いトマト台木は有利です。

地域適応性は、トマト台木の種類によって異なります。寒冷地、温暖地、高冷地など、地域の気候条件に適したトマト台木を選ぶことが重要です。

作型では、春夏作、秋冬作、抑制作など、栽培時期に応じて最適なトマト台木を選択します。長期栽培では、草勢の持続性も考慮する必要があります。


接ぎ木のポイント

接ぎ木方法は、主に割り接ぎ、差し接ぎ、貼り接ぎなどがあります。穂木とトマト台木の太さや栽培規模に応じて最適な方法を選びます。

接ぎ木時期は、穂木とトマト台木の生育段階が重要です。適切な時期に接ぎ木することで、活着率が向上し、後の生育も安定します。

活着後の管理では、湿度、温度、光量の管理が重要です。接ぎ木直後は特に注意深い管理が必要で、活着が確認できるまでは慎重に管理します。

注意点として、接ぎ木部の感染症対策、穂木とトマト台木の親和性の確認、接ぎ木後の生育管理などがあります。また、トマト台木の種類によっては、穂木の品質に影響を与える場合もあるので注意が必要です。


品種選びのコツ

穂木品種との相性は最重要ポイントです。接ぎ木後の生育、収量、品質に大きく影響するため、実績のある組み合わせを選ぶか、小規模でテスト栽培を行うことをお勧めします。

栽培目的に応じた選択では、高収量重視、品質重視、省力化重視など、目的に応じてトマト台木の特性を選びます。強勢トマト台木は収量向上に、中勢トマト台木は品質と収量のバランスに適しています。

病害発生歴に基づく選定では、過去に発生した病害を考慮して、それらに強い耐性を持つトマト台木を選びます。地域の病害発生パターンを把握することが重要です。

収量性や品質への影響も考慮します。トマト台木の種類によって、果実の糖度、酸味、食感などが変化する場合があるので、販売先のニーズに合わせて選択します。


市場とこれから

台木需要の動向として、連作障害の深刻化や、より安定した栽培への需要の高まりにより、トマト台木の重要性はますます増しています。特に有機栽培や減農薬栽培では、トマト台木の耐病性が重要な役割を果たします。

新しい病害への対応では、新たに発生する病害に対応したトマト台木の開発が進んでいます。また、複数の病害に同時に耐性を持つ多抵抗性トマト台木も注目されています。

有機栽培での活用では、化学農薬に頼らない栽培において、トマト台木の耐病性が重要な役割を果たします。有機栽培向けのトマト台木の需要も高まっています。

海外品種の導入も活発で、欧米で開発された優良トマト台木が日本でも導入されています。これにより、より多様な選択肢が農家に提供されるようになっています。

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品種一覧

がんばる根

がんばる根

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・発売以来30年のロングラン品種 ・青枯病に安定した耐病性 ・発芽の安定性が抜群に良い ・根量多く、潅水や追肥への反応が早く栽培しやすい。 ・比較的浅根で水分コントロールが...

がんばる根-11号

がんばる根-11号

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・根域の広さ、深さが特徴的な台木。深い根も浅い根も旺盛に発達する。 ・追肥、潅水潅水の反応が早い ・耕土の深い圃場での後半草勢強化 ■耐病性一覧 <10段階評価 1:弱い⇔...

がんばる根-カリス

がんばる根-カリス

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・半身萎ちょう病レース2(V2)に抵抗性を持ち、他の抵抗性、耐病性を広くもつ使いやすい台木。 ・草勢強化型の台木で、深く幅広い根域。 ・着果負担に対する回復力も早い。 ■耐...

がんばる根-サバンナ

がんばる根-サバンナ

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・青枯病に対して強い耐病性、強く安定した草勢を持つ台木 ・太い根、細い根、根量も多く、また広く深く根を張る事のできる品種 ■耐病性一覧 <10段階評価 1:弱い⇔10:強い...

がんばる根-サミット

がんばる根-サミット

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・青枯病、かいよう病に対して非常に強い耐病性を持つ台木。 ・根張りが穏やかで、初期草勢が強くなりすぎない。中盤以降は強くなり、草勢の維持・着果・肥大性に優れる。 ・草勢が強...

がんばる根-トリパー

がんばる根-トリパー

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・青枯病に大変強く、根張り抜群で長期栽培で安定して作りやすい。 ・フザリウムレース3等、広範囲の耐病性を持ち、多くの方に愛用されている。 ・草勢はあばれにくく、品質の良い果...

がんばる根-パルテ

がんばる根-パルテ

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・強い耐病性と強い草勢のバランスの良い台木 ・土耕栽培で草勢のつきにくい所や、厳寒期の栽培で作りやすいと評価を得ている ・コントロールしやすいので幅広い用途に利用できる。...

がんばる根-フォルテ

がんばる根-フォルテ

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・青枯病に対して最強度耐病性を有する ・全国の青枯病激発地で導入実績有。 ・草勢はおとなしいので暴れず管理しやすい。 ■耐病性一覧 <10段階評価 1:弱い⇔10:強い>...

がんばる根-ベクト

がんばる根-ベクト

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・強度青枯病耐病性台木 ・浅根で潅水、追肥等の反応が良いので作りやすい。 ・樹があばれることなく、果実品質が良好 ■耐病性一覧 <10段階評価 1:弱い⇔10:強い> 萎ち...

スパイク-23

スパイク-23

愛三種苗株式会社

愛三トマト台木の中でも、草勢の強くなる品種です。特に低温栽培で威力を発揮します。 ・越冬栽培で強草勢を狙う方 ・ロックウール栽培にも適する

スパイク-K助

スパイク-K助

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・特に低温期に発生する褐色根腐病(K)に強い耐病性を持ち、萎ちょう病レース3にも抵抗性を有し広く使っていただける台木。 ・低温伸張性があり、夏秋、促成栽培等で高評価。 ■耐...

スパイク-セブン

スパイク-セブン

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント 越冬栽培で厳寒期に特性を発揮する低温伸張性の有る台木 生理障害になりにくく、品質を保ちながら栽培できる。 ■耐病性一覧 <10段階評価 1:弱い⇔10:強い> 萎ちょう病F...

スパイク-ネオ

スパイク-ネオ

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) 品種登録番号:29067 ■ポイント つくば大学からのトマト育種素材分譲により品種育成されました ネコブセンチュウに対して新しい耐病性を示す。(完全抵抗性ではありません。) ■耐病性一...

ティーエムワン

ティーエムワン

愛三種苗株式会社

(Tm-1型) ■ポイント 根腐萎ちょう病(J3)に完全抵抗性を持つ、Tm-1型専用台木 果実品質の低下が少なく強勢台木と比較して自根栽培に近い栽培管理ができ、大変作りやすい ■耐病性一覧 <10段階...

フルアーマーがんばる根

フルアーマーがんばる根

愛三種苗株式会社

(Tm-2型) ■ポイント ・青枯病、かいよう病に対して非常に強い耐病性を持ち、かつ半身萎ちょう病レース2(V2)にも抵抗性を有する台木。 ・低温伸張性があり、初期成育はやや強め。夏秋栽培の早い定植や...